長野県の深い山あいに信級(のぶしな)という小さな集落があります。この地で作られたBrown Rice Café(ブラウンライスカフェ)の[オーガニック焙煎玄米パウダー]が、2019年に海を越えたアメリカで紹介され、大きな話題となりました。
製造方法は有機玄米を焙煎(ロースト)して微粉末(パウダー)化するだけ。シンプルだからこそ、焙煎から微粉末化までの技術が製品の質を大きく左右します。
[オーガニック焙煎玄米パウダー]の原料はきれいな空気と水に恵まれた大自然の中で大切に育てられた国産有機玄米だけ。甘みの強いジャポニカ米の最高品質種である有機コシヒカリを贅沢に使用します。
焙煎(ロースト)の熱源にガスや電気は一切使用せず、炭焼きの際に発生する炭窯内部の熱を利用するという独自の製法を採用。遠赤外線効果で玄米のひと粒ひと粒にむらなく熱が通るため、ほかにはない「強い焙煎香」がひきたちます。
焙煎後は、特殊な粉砕機を使用してゆっくりと微粉末(パウダー)化します。本製品の表面を電子顕微鏡で観察したところ、その一部に近年デトックス効果が注目されている活性炭と同じような多孔質が見受けられました。
アメリカの食品業界は、近年ブームとなっている抹茶につづく新たなフレーバー“Next MATCHA”をさがしはじめました。
Brown Rice Café(ブラウンライスカフェ)は、86,000人以上の業界人が集う全米最大のナチュラル系食品展示会[Natural Products EXPO WEST]に、[オーガニック焙煎玄米パウダー]を出展。高級チョコレートブランド、オーガニックアイスクリームショップ、グルテンフリーパウダーメーカーなど、さまざまな有名企業の開発担当者から“Next MATCHA”として大きな注目を集めました。
甘味との親和性が非常に高く、クッキーやマフィンなどお菓子の風味づけや、ソフトクリームやジェラートのフレーバーに最適です。
ロサンゼルスの人気ソフトクリームショップでは、オーガニック焙煎玄米パウダーを使用した「焙煎玄米ソフトクリーム」が好評発売中です。
2020年、焙煎⽞⽶の深い⾹りと濃厚な味わいを、より⼿軽に楽しんでいただけるよう、オーガニック焙煎⽞⽶シロップミックスを開発いたしました。
オーガニック焙煎⽞⽶パウダーに加えて、有機JAS認証を受けた最⾼品質の有機⿊糖、有機きび砂糖を最適な割合でブレンドした、シロップ作りのセットです。⽔を加えて振るだけで、濃厚な⽢みとロースト⾹がひきたつ、焙煎⽞⽶シロップがお楽しみいただけます。どこにもない、まったく新しい味わいに仕上がりました。
焙煎⽞⽶シロップを⽜乳で割ると、コーヒーのように⾹り⾼く、チョコレートのように濃厚な焙煎⽞⽶ラテができます。また、アーモンドミルクや⾖乳などの植物系ミルクで割っていただくとカフェインフリーのヴィーガンラテもお楽しみいただけます。
そのほか、バニラアイスクリームのトッピングに使用したり、スムージーやフローズンシェイクに⼤さじ1杯ほど加えていただければ、コクと⽢みをプラスすることもできます。
電子顕微鏡で観察したところ、近年注目されている活性炭と同じ多孔質がみつかりました。さらに、フィチン酸やガンマオリザノールなど、玄米特有の栄養素も豊富に含まれております。
ボトルにはBPAフリー素材を使用し、セーフティシールや、キャップの内ブタなど、容器の安全性にも配慮しました。カフェインフリーのオーガニック製品なので、お⼦さまや授乳中の⽅も、安⼼してお召し上がりいただけます。
*本製品は液状シロップではありません。ご⾃⾝でシロップをつくるキットとなっています。
*水を加える前によく振って中のパウダーを混ぜてください。
*冷蔵庫に一晩置くと、よりまろやかになります。
*シロップを注ぐ前に、底の沈殿物がなくなるまでボトルを振ってください。
*水を加えたあとは冷蔵保存していただき、60日以内にお召し上がりください。
*開封後は賞味期限内であっても早めにお召し上がりください。
Brown Rice Cafe(ブラウンライスカフェ)のオーガニック焙煎玄米パウダーを電子顕微鏡で観察したところ、その表面の一部は、近年「デトックス効果」が注目されている活性炭と同じような多孔質状となっておりました。
玄米に多く含まれるフィチン酸は強力なキレート作用を持っており、体内に蓄積された有害ミネラルや重金属、老廃物と結合して体外に排出するデトックス作用があります。
[フィチンとフィチン酸の違い]
実は玄米に含まれているのは、フィチン酸ではなく「フィチン」という状態の成分です。フィチンはそもそもミネラルと結合しており、体内に入った時点で分解され「フィチン酸とミネラル」になります。そしてふたたび体内の有害ミネラルと結合して体の外に出ることでキレート作用が発揮されるのです。有益なミネラルまで排出してしまうと言われることがありますが、体内に入る時点でミネラルと結合しているので、「体内のミネラルが減る」ことはありません。
玄米はミネラル、ビタミン、食物繊維を豊富に含む完全食品です。なかでも豊富に含まれるガンマオリザノールには、抗炎症作用(anti-inflammatory)があることがよく知られております。そのほか、血行を良くしてコレステロールを低減させる効果、脳機能の劣化防止などさまざまな効果があるといわれています。
【よくあるご質問 焙煎と焦げの違いについて】
焦げの発がん性については、1980年代にはじめて話題となりました。魚が焦げることによって発生する発がん物質の存在が解明されたことによります。この焦げの正体はアミノ酸の加熱分解によって生じるヘテロサイクリックアミンと呼ばれる物質で、その代表格がトリプP2です。トリプP2は、トリプトファンというアミノ酸が加熱され、分解して生じる物質で、体内に吸収されると肝臓で代謝、活性化されてがんの原因となるのです。
とはいえ、焼魚などに含まれているトリプP2は非常に微量です。焦げた部分を体重の4倍以上摂取しなければ、がんは発生しません。計算上、毎日1トン以上の焼魚を100年間食べ続ける量に相当します。そのため、日常食べている程度の焼魚ではがんはできないと考えられています。ちなみにトリプP2はアルカリ食品の摂取でほぼ無毒となります。つまり焼魚にレモンやかぼすなどの柑橘類を絞ったり、大根おろしを一緒に食すことでほとんど無毒化するのです。
さて、ここからが本題です。焙煎玄米は焙煎(ロースト)しているので発がん性物質(トリプP2)が発生しているのではないかというお問合せをいただくことがございます。しかしながらトリプP2は、魚を焼いた際など、タンパクの存在する物質を直火で焼いたときに生じる物質です。焙煎玄米は、間接的に蒸し焼きの要領で時間をかけて遠赤外線焙煎されているためトリプP2はまったく検出されません。
さらに、近年アメリカで話題のAGE(アクリルアミド)もほとんど検出されておりません。弊社の焙煎玄米を検査したところ、アクリルアミドの含有量は0.29mg/kg(ppm)と極めて微妙でした(日本食品衛生協会調べ)。ちなみに農林水産省のウェブサイトにおいてアクリルアミドが含まれている食品の含有量が掲載されておりますが、麦茶の最大値は0.59mg/kg(0.59ppm)、レギュラーコーヒーの最大値は0.34mg/kg(ppm)となっております。